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鹿島、PCLNG地上式タンクの防液堤工期大幅短縮

2018年5月10日 (木)

荷主鹿島は10日、液化天然ガスを貯蔵するプレストレストコンクリートLNG地上式タンクの防液堤を構築するプレキャスト(PCa)部材「P3wall」(ピー・スリー・ウォール)を開発した、と発表した。

P3ウォールは工場で製作するため、現場の天候に左右されず安定した品質が確保でき、タンク本体の建設工期を大幅に短縮するメリットが見込める。

同社はこのP3ウォールをIHIと共同受注した「日立LNG基地II期LNG貯槽建設他工事」に適用する。このプロジェクトは、東京ガスが茨城県日立市でLNG受入基地の整備を進める一環の工事で、PCLNGタンクの防液堤にプレキャスト工法を適用するのは国内初。

国内最大規模容量タンク(23万キロリットル)の場合、従来の場所打ちコンクリートと比較して防液堤の工期が4か月短縮できるという。