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水野産業、人手不足解決へ物流ロボ「キャリロ」導入

2018年5月11日 (金)

調査・データZMP(東京都文京区)はこのほど、同社が販売する物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)が、食品容器や包材などを卸す水野産業(同)の物流センターに導入されたと発表した。ZMPウェブサイトに事例を公開した。

水野産業の関東物流センター副所長の綿貫氏は、キャリロ導入前の課題について「人件費の高騰や人材不足があり、その負担をいかに減らして生産性を上げていくかが課題」とコメント。

導入の理由には、「都度変わる搬送動線への対応」、「既存カートとの連結」を挙げた。また、「一回のピッキングで複数の作業場を移動するため、搬送する動線はその都度変わる。無人搬送車(AGV)のように床にテープを設置するタイプの搬送機ではそういった搬送動線の変更には対応ができないが、キャリロは人に追従していくため複雑な搬送動線への対応も可能だった」と話した。

導入から半年が経過し、導入後の効果として、けん引による負荷軽減、追従による前方視界確保による安全性向上がみられたという。また、ロングカートと連結させる際、ロングカートに載らない大きな商品をキャリロ本体に載せること同時に運搬が可能となり、「生産性の向上に役立った」としている。

同社では現在、キャリロを特定エリアでの使用に限定しているが、今後はほかのエリアへの展開する計画を進めている。

▲構内レイアウト概観図(2つの動線で利用中)

■「CarriRo導入事例紹介ページ
https://www.zmp.co.jp/carriro/detail_mizunosangyo