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政投銀、ロジ技術革新支援へ投融資規模拡大

2018年5月21日 (月)

話題日本政策投資銀行は21日、「グローバルロジスティクス室」を開設し、ロジスティクス分野の取り組みを強化していくと発表した。

EC市場の拡大やAI・IoTなどの技術革新に押され、ロジスティクス業界の構造変化が世界レベル起きつつあることを受け、国内でもロジスティクスの重要性が注目されている。

また、2017年7月に閣議決定された総合物流施策大綱の中で、「新技術の活用による物流革命」の実現を目指す方針が盛り込まれるなど、政府にも構造変化の認識が広がりつつあることから、過去50年以上にわたる同業界への投融資実績を生かし、活動を強化することにした。

具体的には、新技術を活用した新規産業創出プロジェクト支援や技術革新の担い手となる事業者へのリスクマネー供給、最新技術を備えた高機能物流施設向け投融資の拡大に取り組む考えで、グローバルロジスティクス室の発足を起点として投融資規模を拡大させる。

また、情報面からの支援として、ロジスティクス分野のポータル的機能を提供するために「ロジスティクスイノベーション研究会」を開催しロジスティクス技術革新に向けた課題と方策探るとともに、「金融セクターの果たすべき役割」について議論する知的プラットフォームの形成を図る。