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椿本チエイン、毎秒最高1000ミリの高速・高頻度リフター

2018年6月7日 (木)

(以下画像の出所:椿本チエイン)

空白

サービス・商品椿本チエインは6日、独自開発の「ジップチェーン」を搭載して高速・高頻度運転を実現する片持式電動リフター「ジップマスタ」の販売を開始すると発表した。物流のワーク搬送、自動車製造のドロップリフタに代わるリフターとしての利用を想定している。納期は3か月で2020年度に1.5億円の販売を見込む。

ジップチェーンは、2本のチェーンをかみ合わせて1本の強固な柱状にし、押し引き(直線作動)を可能にした同社独自の仕組みで、特に自動車・物流・半導体などの業界で生産性向上と省エネルギー化のために需要が高まる「高速」と「電動」のリフター需要に対応する。

ジップチェーン、ガイド、モータを一体化したコンパクトな片持式構造を採用し、設置が簡単でメンテナンス性にも配慮。ワーク形状に応じたアームを取付けることで、部品の高速移載から車体などの大荷重搬送までと幅広い昇降用途に利用できる。

昇降速度は最高で秒速1000ミリと、従来のネジ式タイプ(最高で秒速150ミリ)では追従できない高速・高頻度運転が可能で、昇降往復100万回以上の長寿命化を実現。サーボモータ駆動採用により、さらに高頻度の運転に対応することもできる。

高剛性のリニアガイドを採用し、ストロークは2メートルまでを標準化。さらに4メートルまでの長ストロークにも対応し、任意の位置で高精度な停止が可能で、組み立てやメンテナンスの容易さも特徴だ。