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椿本チエイン、埼玉に新テンショナー工場棟竣工

2019年7月12日 (金)

拠点・施設椿本チエインはこのほど、埼玉工場(埼玉県飯能市)の敷地内に自動車部品の新工場棟「新テンショナー工場棟」を竣工した。12月から本稼働に入る。

同社は自動車エンジン用タイミングチェーンシステム市場で世界シェアトップの37%を占め、日本、米国、英国、タイ、中国、韓国、メキシコ、チェコの8か国で生産を展開。埼玉工場はマザー工場の役割を担っている。

新工場棟では、自動車エンジン用タイミングチェーンの振動抑制に使用される「テンショナ」を製造。手狭な旧工場では実現できなかった設備の自動化、構内物流の自動搬送のほか、多品種少量生産に対応する新生産ラインの構築、IoTやAIを活用した生産管理システムや稼働状況の見える化を図り、「高効率・高品質な新しいモノづくり工場」を目指す。

また、太陽光発電システム、照明・空調設備の省エネルギー対応設備の活用、屋上緑化、建物下に雨水貯留槽を設けるなど自然災害への対応力も高めた。