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SBSHD、フードバンク活動を物流支援

2018年6月7日 (木)

ロジスティクス日本初のフードバンク団体であるセカンドハーベスト・ジャパン(東京都台東区)は7日、SBSホールディングスとのフードバンク活動の支援に関する覚書を締結したと発表した。

これにより、セカンドハーベストジャパンで企業・団体から寄贈食品を引き取るニーズが発生した場合、SBSロジコムをはじめとするグループのトラックに空きスペースがあればそれを利用して食品を引き取り、セカンドハーベストジャパンの配送拠点まで無償で輸送するほか、倉庫運営や車両運行全般に関する助言・提案も行う。

セカンドハーベストジャパンは現在、2020年の1年間に東京都内で10万人、神奈川・埼玉で6万人に対し「生活を支えるのに十分な食べ物」を渡すことができるフードセーフティネットの構築を目標とする「東京2020:10万人プロジェクト」を推進している。

この目標の達成には寄贈食品の大幅な増加や、食品の引き取りから支援先への輸送までの物流インフラの整備・拡充が急務となっている。一方、寄贈される食品の量や種類は一定ではなく、限られた運営資金の中でその上限にあわせてトラックやドライバーを確保するのは難しいのが現状だ。こうしたなか、「SBSグループからの支援は課題解消への大きな弾みとなる」(セカンドハーベストジャパン)。

SBSグループは、事業戦略と一体化したCSR活動を推進しており、社会貢献活動でもその領域を広げようと積極的に取り組んでいる。今回の活動への支援について、SBSホールディングスCSR推進部佐川弘樹次長は「事業を通じた社会貢献を探っていたところ、セカンドハーベストジャパンが物流支援を求めていることを知り、声を掛けさせてもらった。私たちにとってフードバンク活動の一端を担わせてもらうことは名誉であり励みにもなる。フードセーフティネット構築に少しでも寄与できるよう支援を続ける」と話した。