フード西友は20日、関東52店舗で行っている食品寄付活動をことしから新たに30店舗で展開し、セカンドハーベスト・ジャパン(東京都台東区)が行うフードバンク活動への支援を拡大すると発表した。
5月に8店舗で開始するのを皮切りに、6月に8店舗、7月以降には14店舗と、東京都・千葉県・茨城県で実施店舗を82店舗に拡大する計画で、16年時点で関東全域の150店舗余で展開する目標を掲げる。
同社では賞味期限、消費期限の管理を徹底するため、社内規則に基づいて、それぞれの期限到来前に食品を店頭より撤去し、廃棄処分としているが、ここで発生する食品廃棄物の抑制を図るとともに、期限到来前の食品をできる限り有効活用するため、セカンドハーベスト・ジャパンが行うフードバンク活動を支援している。
フードバンク活動への食品寄付では、西友が毎週、定期的に店舗から物流センターへ食品を移送し、そこでセカンドハーベスト・ジャパンへ引き渡した後、セカンドハーベスト・ジャパンが寄付施設ごとに配分、期限内に利用される。現在、セカンドハーベスト・ジャパンを通じて、福祉施設など20の施設と食品を必要とする家庭に届けられている。