ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

宮古・室蘭フェリー航路開設、岩手県「物流効果」期待

2018年6月28日 (木)
空白

国内岩手県初のフェリー航路が6月22日に開設され、宮古港と北海道室蘭港が新たに海路で結ばれた。フェリー航路開設に合わせて宮古港で行われたセレモニーでは、地元宮古市の中学生による吹奏楽演奏が響き渡る中、1000人の宮古市民らに見送られ、8時に第一便が出港した。

18時の室蘭港への入港時には、室蘭市民ら1200人が駆けつけ、船とフェリーターミナルをつなぐ人道橋で多くの児童らが手作りの小旗を両手に持ち、「室蘭へようこそ」と呼び掛けるなど、乗船客を温かく歓迎した。

この航路は整備が進む復興道路などとの相乗効果で、物流・観光面で大きな役割を果たすことが期待されていて、物流面では宮古・室蘭間の乗船時間が10時間のため、トラックドライバーが船内で十分な休息時間を確保できることから、問題となっているトラックドライバーの労働環境改善への効果を見込む。

復興道路などが全線開通すると、宮古・盛岡間は片道1時間15分、宮古・仙台間は片道3時間で結ばれ、移動時間が大幅に短縮される。