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韓国AMOラボ、運送会社と自動車データ共有

2018年7月5日 (木)

サービス・商品韓国企業のペンタセキュリティシステムズは5日、同社傘下で自動車データのブロックチェーンプラットフォーム開発を手がけるAMOラボが、韓国中堅運送会社の「チョンイ運輸」と自動車データを共有していくことに合意した、と発表した。

AMOラボが開発しているブロックチェーン技術は、自動車データの収集・取引とデータマーケットを作るプロジェクトで、親会社のペンタセキュリティが2007年から研究・開発してきた自動車データのセキュリティ技術を引き継いでいる。

チョンイ運輸はソウルに本社を構える業歴47年の中堅運送会社で、パートナーシップの締結を機に新たなビジネス機会の創出に期待を寄せる。チョンイ運輸はAMOラボに自社が保有する車両の運行情報などのデータを提供し、AMOラボはチョンイ運輸から得たデータを分析、経営効率化やビジネス戦略など、情報に付加価値を付けていくことから協業を展開する。

AMOラボのシム・サンギュCEO(工学博士)は「AMOプロジェクトは、車両内部から生成されるイン・カーデータ、周囲のものとの通信時に生成されるV2Xデータ、ユーザのアプリケーションの操作により生成されるユーザーデータなど、すべての自動車データを収集するソリューションを保有しているが、自動車データは、収集する量だけではなく、その品質がビジネス展開やその結果に及ぼす影響が大きい。従って、運送業者と緊密に協業関係を構築し、精製された高品質データの大量獲得が可能になったことだけでも、今回の協約は大きな価値を持つ」と話している。