ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

JILSがベトナムで物流人材育成に着手、9月開講

2018年7月6日 (金)

国際日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は6日、ベトナム・ハノイで物流・ロジスティクスの基礎資格認定講座を9月から開講すると発表した。講座は6日間の講義とグループ演習で構成し、物流人材の育成を図る。

グローバルサプライチェーンの拡大に伴い、生産拠点や消費市場として注目される同国でロジスティクスの高度化が求められていることから、対応できる物流人材の育成を急ぐ。

講座は物流・ロジスティクスに関する基礎知識を体系的に習得し、職場のメンバーと協力しながら物流改善に取り組むことができる中間管理者や物流現場のリーダーを育成する。

基礎知識を中心に4日間の講義を行い、物流改善の手順を習得するための2日間のグループ演習も取り入れる。カリキュラムはJILSが開講している物流・ロジスティクスの資格認定講座のカリキュラムを参考に、ベトナムの状況を踏まえてアレンジ。講師は、経済産業省所管の教育研修プログラムを修了した、日系企業やベトナム企業に所属する実務経験豊富なベトナム人が担当する。

所定の修了基準、合格基準を満たした受講者は、ロジスティクスの基礎知識を習得した証として「ロジスティクス・プロフェッショナル(初級)」(Certified Logistics Professional-Primary)の資格が与えられる。また、異なる業種、企業からの受講者と講義や改善に関するグループ演習に一緒に取り組むことを通じて、「ヒューマンネットワーク」を構築する効果も見込む。

受講料はベトナム荷主協会会員が550万ドン(2万6453円)、会員外は600万ドン(2万8858円)。

■ベトナムロジスティクス基礎資格認定講座(第1期)の詳細
http://www.logistics.or.jp/global/index.html