財務・人事福山通運が8日に発表した、2026年3月期第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比5.0%増の774億5400万円、営業利益が同19.8%減の25億4800万円、最終利益が24.7%減の27億1900万円と増収減益だった。
運送事業は、売上高が5.0%増の604億6100万円、営業利益が17.3%減の19億6400万円と増収減益。5月に同業他社との新たな取り組みとして、トレーラー・トラクター方式による中継輸送を開始するなど生産性、収益性の改善を目指したが、人件費、外注費、減価償却費などのコスト増加により減益となった。
貸切事業では取扱件数は増加したものの、大口顧客の取扱減少が響き、売上高が3.8%増の63億4100万円、営業利益が9.2%減の5億600万円と増収減益。流通加工事業は、拡充している倉庫を活用した複合一貫輸送サービスの提供を中心とした積極的な営業展開とコスト上昇に適応した単価改定に取り組み、売上高が6.2%増の57億9300万円、営業利益が1.1%増の9億2500万円と増収増益にまとめた。
国際事業は、シンガポールやマレーシアからタイ向けのクロスボーダートラック輸送の新規取引の開始などが売上を押し上げたが、粗利率の低下と人件費やシステム更新による償却費の増加があり減益。売上高は7.0%増の30億4300万円、営業利益は14.8%減の8400万円と増収減益だった。
通期業績は、売上高が前年比4.6%増の3163億円、営業利益が同10.0%増の81億円、最終利益が48.6%増の130億円を見込んでいる。
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