サービス・商品inaho(イナホ、神奈川県藤沢市)は8日、企業の現場業務に即したAI(人工知能)活用を支援する「AIロボティクス共同開発事業」を開始したと発表した。これまで農業分野を中心にAIロボットの実装経験を積んできた同社が、製造や物流など他業種への横展開を本格化させる。PoC(概念実証)段階で止まることの多いAI導入について、現場視点と技術力の両面から支援し、実装・運用フェーズまで伴走する。

(出所:inaho)
inahoによると、既存のAIツールやSaaS製品が現場業務に合致せず、導入に至らない例が少なくなく、技術提案でも専門用語の多さや費用対効果の不透明さが意思決定の障壁となっているという。こうした課題に対応するため、同社はAI技術者が初期段階から関与し、現場課題の深掘りと要件整理をサポートする体制を構築した。
システム設計では、「現場でどのように使われるか」という運用面を重視し、業務フローに組み込める形で提案。開発スコープは目的に応じて柔軟に最適化し、費用対効果の最大化を図るとしている。
同社がこれまで手がけた事例には、エネルギー機器の故障予知、工場排水の異常検知、車両モニタリング、警備用監視、無人レジシステムなどがある。いずれもエッジAIや組み込みAIといった現場実装を前提とした技術を核に、運用フェーズまで踏み込んだ開発を進めている。
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