ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

キヤノンITSと日本ベリサイン、EDIソフトと電子証明書の自動取得パッケージを開発

2010年8月23日 (月)

荷主キヤノンITソリューションズと日本ベリサインは23日、キヤノンITSの流通BMS準拠、JX手順対応(EDI)パッケージに「ベリサインBMS証明書(クライアント)」を組み合わせたパッケージの製品化で基本合意した、と発表した。

 

同製品は両社が共同で開発を行い、2010年11月にキヤノンITSが販売を開始する。クライアントPC向けEDIソフトウェアと電子証明書の自動取得・更新がオールインワンとなったパッケージは流通BMS業界で初めて。

 

通信経路としてインターネットを用いる流通BMSでは、これまでのEDIと比較し、セキュリティが重要となる。流通BMS対応EDIパッケージの利用者は、取引先ごとのパスワードポリシーにあわせてそれぞれのパスワード管理を行う必要があり、ID・パスワードが盗用された場合、架空請求や事後否認といった不正利用の被害にあう可能性も重大な懸念事項となっている。

 

キヤノンITSの「CollaboLinkJX-Client」と「ベリサインBMS証明書(クライアント)」を組み合わせることで、ベリサインの電子証明書を使ってクライアントPCから小売事業者、卸売事業者などのサーバーにアクセスし、通信相手の身元確認を同時に行うため、取引先ごとのID・パスワード管理が不要となり、取引時のセキュリティ強化が可能となった。

 

また、個別に行う必要があったEDIソフトウェアの導入と電子証明書の申請・取得・インストールなどの作業がワンパッケージで提供されるため、流通BMSの導入から運用開始までの時間、人的コストを削減することができる、としている。