M&A業務用食品卸のトーホーは10日、伊藤忠食糧傘下で乳製品や製菓・製パン向け材料卸の昭和物産(東京都荒川区)を買収する、と発表した。
昭和物産は1961年11月設立の食品卸で、首都圏で外食事業者向けに乳製品や製菓・製パン材料を中心とした業務用食品卸事業を展開している。
トーホーは昭和物産を買収することで製菓・製パン業態向けの対応力を強化し、自社グループが取り扱ってきた業務用食材や調理機器などの販路拡大につなげる。株式の取得額は非公表で8月17日付けで引き渡しを受ける。昭和物産の社長には、トーホーの中神文明グループ戦略部長が就く。