トーホー、関東進出を加速、共栄フーヅ買収へ

フード業務用食品卸と食品スーパー事業を展開するトーホーは25日、共栄フーヅが会社分割（新設分割）で設立する新設会社の全株式を取得し、子会社化することを決めた。トーホーは業務用食品卸売事業で、全国を視野に入れた事業展開と関東地区でのシェア拡大を進めており、トーホーフードサービスによる新規出店と合わせてM&Aによる事業拡大を図っている。

共栄フーヅは箱根・伊豆・熱海といった日本有数の観光地の外食事業者へ30年以上にわたって業務用食品・サービスを提供しており、トーホーグループの未出店地域である神奈川県西部・静岡県東部で業務用食品卸売事業の基盤をもつ同社の事業を承継することで、同地域での業務用食品卸売事業を強化する狙い。また、トーホーフードサービスの静岡支店、横浜支店などと連携することで、東海地区から関東地区を一連でフォローするネットワークの構築を目指す。