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パナソニック、重量物搬送が容易になるアシスト技術開発

2012年5月17日 (木)

サービス・商品パナソニックは16日、重量物の重さを軽減し、あらゆる方向への移動と正確な組み付けが可能となる新しいパワーアシスト技術を開発したと発表した。空圧人工筋を用いることでパワーアシストする機構部を大幅に軽量化し、動きを予測するリアルタイムな制御で、搬送時のスムーズな操作感を実現できる。同社では「今後、重量物の搬送が行われる工場、建設現場、福祉分野などへの展開が期待される」としている。

新パワーアシスト技術を用いた重量物搬送重量物を搬送することの多い作業現場では、吊り下げ式など対象物の重量をキャンセルする方法が利用されてきたが、重量物の重さで搬送時にその重量による振られが発生したり、正確な組み付けがしづらい点があった。

新パワーアシスト技術を適用することで、操作する人の意図を先読みし、重量物へ最適にアシストする力を加えることができるようになるため、スムーズな操作感と搬送・組み付け作業が容易になる。

空圧人工筋を用いることで、モータ利用のパワーアシスト方式に比べ、3倍のパワーウェイトレシオと大幅な軽量化を実現。あらゆる方向へ重量物を動かすことができ、必要な力を3分の1に低減した操作感を得られる。

今月27-29日にアクトシティ浜松で開催される「日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2012」でこの技術を発表する。