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中国Suning、20年までに無人配送車量産へ

2018年7月11日 (水)

▲「MicroCar」

M&A中国の家電小売大手Suning Holdingsグループの子会社Suning Logisticsは10日、中国Baidu Apolloと戦略的パートナーシップを締結し、自動運転テクノロジーの商用化を加速すると発表した。早ければ2020年までに無人配送車の量産を見込んでいるという。

「MicroCar」(マイクロカー)と名付けられた無人配送車はラストワンマイルを解決するよう設計されている。現在Suningのコンビニは周囲3キロ以内に配送サービスを提供しているが、この無人配送車は宅配を補完するものとなり、24時間配送サービスを可能にするとしている。

Suning Logisticsは2018年に、自動運転の商業化に投資を行い、多くの無人物流施設を導入した。5月にはSuningは、中国の物流キャンパステストや高速道路シナリオ路上テストに合格するため、中国のeコマース企業によって開発された初の自動運転大型トラックの路上テストを成功させた。4月にSuningは「Automated Guided Vehicles」(AGV)倉庫を立ち上げ、ロボットを使って倉庫でのピックアップと選別プロセスを「手作業よりも5倍も効率的な10秒に短縮する」ソリューションを提供した。

Baidu Apolloとのパートナーシップは、AI搭載の完全自動化物流ソリューションを提供するSuningの戦略の一環で、引き続きテクノロジー企業と協力して、自動運転トラック、自動化車両、ロボットが途切れなく機能し、配送業務を完結するようなスマート物流システムを構築していくとしている。