NECネッツエスアイ、米搬送ロボ開発会社に出資

サービス・商品NECネッツエスアイは19日、オープンイノベーションの推進を目的に運営を開始したCVCファンド「ネッツ・イノベーション・ベンチャー」を通じて、自律搬送ロボットを開発・展開している米サビオーク社へ出資したと発表した。

サビオーク社の主力製品であるデリバリーロボット「Relay」（リレー）は、物流、ホテル、オフィスビル、高層マンションなどで人と共に働く、完全自律型搬送ロボット。米国では2014年にホテル市場への導入が始まり、Relayによるゲストルームへの軽食、飲み物、アメニティの配送サービスが展開されている。日本では、17年7月に品川プリンスホテルに採用され、NECネッツエスアイはその導入に必要なインフラ構築からロボットのレンタル・運用・メンテナンスまでワンストップで提供している。

NECネッツエスアイは、今回の出資により、サビオーク社との連携を強化し、ホテル業界だけでなく、介護・医療業界や卸売・小売業、製造業などの新しい市場への展開を加速する。特に病院や介護施設での医療品や検体など秘匿性の高い搬送用途に対応する機能拡張を図る。

▲病院での利用イメージ