日野自、大･中型トラック完成車ライン停止

拠点・施設日野自動車は24日、古河工場（茨城県古河市）の大型・中型トラック完成車ラインと海外生産用KD梱包ラインの稼働を25日から停止すると発表した。

同工場の部品生産を担う子会社・福島製鋼本社・吾妻工場で7月13日に火災が発生したことを受けた措置。

24日までは在庫していた部品を古河工場へ搬送して生産を継続していたものの、在庫が底をついたことから、25日以降は部品を供給できなくなり、古河工場で大型・中型トラック完成車ラインと海外生産用KD梱包ラインの停止に追い込まれた。古河工場の昨年の年間生産台数は10万台強。

火災そのものは発生から5時間後同日中に鎮火し、吾妻工場でも月内の稼働再開に向けた取り組みを続けているが、現時点では再開の具体的なメドが立っておらず、同社では他メーカーへの生産委託など「生産への影響を最小限にとどめる」ための追加措置に動いている。8月1日以降の稼働については「別途判断する」としている。