ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

アサヒ飲料とキリンビバ、定期船舶輸送開始

2018年7月25日 (水)

フードアサヒ飲料とキリンビバレッジは25日、共同で輸送能力向上を目的とした定期的な船舶輸送を6月から段階的に開始したと発表した。

アサヒ飲料の定期利用化を背景に、5月に就航した清水港から仙台・北海道に向けた定期航路で、6月から段階的にキリンビバレッジが輸送を開始した。

清涼飲料業界では、長距離トラック輸送のドライバー不足に伴う物流インフラのひっ迫などを背景に、環境負荷低減の実現とともに、輸送力の向上が課題となっている。両社が船舶輸送の定期航路を利用することで、環境負荷低減に寄与した輸送力確保や、安定した輸送体制を実現する。

また、9月からは自動販売機の修理業務を神奈川エリアでテスト運用する。現在、アサヒ飲料の子会社で、自動販売機事業を担うアサヒ飲料販売は、自社が管理する自動販売機の現地修理について、自社のルート担当者が、通常のルート業務と掛け持つ形で対応している。今回のテスト展開では、キリンビバレッジの子会社で、自動販売機のメンテナンス業務を担うキリンメンテナンス・サービスに、アサヒ飲料販売が担っている修理業務を委託する。

アサヒ飲料販売では、自動販売機オペレーション業務の効率化が見込め、キリンメンテナンス・サービスにとっては、神奈川エリアでの自動販売機のメンテナンス業務の拡大が見込めることから、持続可能な運営体制の確立が期待される。

神奈川エリアでの展開結果を検証し、期待効果が得られると判断した場合は、本格導入する。