M&AKDDIは19日、子会社menu(東京都新宿区)が運営するフードデリバリーサービス「menu」を9月30日に終了し、同社を解散・清算すると発表した。市場の競争環境の変化や今後の事業見通しを踏まえ、経営資源の最適配分を進める。サービス終了に先立ち、共同運営してきたレアゾン・ホールディングスが保有するmenu株式を取得し、8月31日付で完全子会社化する予定。
menuは、フードデリバリーとテイクアウトのアプリを運営してきた。KDDIとレアゾンは共同で事業拡大を進めてきたが、今後の成長性や収益性を総合的に検討した結果、サービス継続を見送る。利用者や加盟店、配送員への対応を進めたうえで、サービス終了後に解散・清算手続きへ移行する。
国内のフードデリバリー市場では、事業者の撤退や再編が続いている。ドイツのデリバリーヒーロー傘下の「foodpanda」は2022年1月末に日本事業を終了。中国系の「DiDi Food」も同年5月25日に国内サービスを終了した。ぐるなびが運営していた「楽天ぐるなびデリバリー」も、プラットフォーマー間の競争激化や市場の成長性、収益性などを踏まえ、同年7月24日に注文受付を終了した。
その後も、国内発のフードデリバリー「Chompy」が23年5月15日にサービスを終了。競争激化や市場の成長性を踏まえ、飲食店向けモバイルオーダー事業へ経営資源を集中した。さらに、フィンランド発の「Wolt」も26年3月4日に日本でのサービスを終了し、運営元の米ドアダッシュが日本市場から撤退した。
今回のmenu終了で、国内フードデリバリー市場では主要サービスの退出がさらに進む。コロナ禍を契機に参入や事業拡大が相次いだ一方、各社が競争環境や収益性を踏まえて事業を選別する動きが続いている。
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