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手荷物当日配送のエアポーター、JAL ABCと提携

2018年7月30日 (月)
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ロジスティクス手荷物当日配送サービスを提供するAirporter(エアポーター、東京都千代田区)は30日、空港を拠点に宅配や荷物一時預かり、携帯・Wi-Fiのレンタルサービスを提供するJALエービーシー(同)と提携することを発表した。

これにより、成田・羽田・関西国際空港のJALエービーシーカウンターで、エアポーターの手荷物を当日中に受け取ることができるようになる。

主要空港で配送の窓口になっているJALエービーシーと提携することにより、「インバウンド客向けの宿泊施設から空港への配送分野」を強化する。

エアポーターによると、同じ空港宅配でも日本人とインバウンド客では、ニーズが異なっており、その違いが顕著に現れるのが「集荷日」。日本人の場合、予備の着替えや日用品が家にあるため、荷造りが済んだ荷物が家庭にあることを「邪魔」だと感じ、「早く集荷に来て欲しい」というニーズがあったという。

これに対し、インバウンド客の場合は出発の当日まで荷造りをしたいという要望があるため「遅く集荷に来て欲しい」というニーズで、同じ空港配送でも「前日までの集荷」と「当日集荷」という違いがあった。

そこで、「前日までの集荷」で宅配業務を行うJALエービーシーと「当日配送」を専門に扱うエアポーターが提携することにより、日本人とインバウンド客のそれぞれ異なるニーズを満たすことができるようになり、空港利用者全体の利便性が大幅に向上する、としている。

また、受取時間が「エアポーターの時間指定」から「JALエービーシーの営業時間」へ大幅に拡大するほか、荷物を受け取る際は、カウンターでスマートフォンの「予約メール」を見せるだけで引き換えられるようになる。

サービスは成田空港第一と第二ターミナル、羽田空港国際線ターミナル、関西国際空港第一ターミナルで提供し、成田空港第三ターミナルの荷物は、第二ターミナルで引き渡す。

エアポーターでは当日配送を実現しているものの、配車の関係で申し込みを「前日の18時」で締め切っているが、JALエービーシーとの提携により、新たな配送網を構築できるようになるため、インバウンド客が「部屋をチェックアウトするとき」に申し込めるようになるといった効果も見込む。