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郵船と商船三井、道電向け石炭船の船名決定

2018年7月31日 (火)

ロジスティクス日本郵船と商船三井は7月31日、北海道電力向け石炭専用船の船名がそれぞれ決定したと発表した。

日本郵船の石炭専用船は、アイヌ語を用いた船名「ぴりかもしり丸」に決定。同船は、これまで15年以上にわたり北海道電力向けの石炭を輸送してきた同社の「新札幌丸」の後継船で、北の大地の歴史や文化を築いてきた先人に敬意を表し、アイヌ語の「ぴりか」(美しい)と「もしり」(大地)を用いて名付けられた。

2019年1月に大島造船所で竣工後、オーストラリアをはじめ、世界各国からの北海道電力最大の火力発電所・苫東厚真発電所への石炭輸送に従事する。

一方、商船三井の石炭専用船も同様にアイヌ語を用いて、北海道電力により「ぽろぬぷり」に決定。アイヌ語で「大きな山」を意味し、北海道の雄大な自然のイメージを本船に重ね、「地域のさらなる発展に貢献していきたい」と願う思いが込められている。

2003年に竣工した石炭専航船「樽前山丸」の後継船として、サノヤス造船水島製造所で建造、2019年第1四半期の竣工を予定しており、引き続き北海道電力向け石炭輸送の中心的役割を担う。

■「ぴりかもしり丸」概要
全長:235メートル
全幅:43メートル
型深さ:18.4メートル
載貨重量トン:8万8886トン
竣工予定日:2019年1月

■「ぽろぬぷり」概要
全長:235メートル
全幅:43メートル
型深:20メートル
載貨重量:8万7500トン
竣工予定日:2019年第1四半期