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日本郵船、北海道電力向け石炭専用船「ぴりかもしり丸」竣工

2019年1月23日 (水)

▲石炭専用船「ぴりかもしり丸」

ロジスティクス日本郵船は23日、北海道電力の石炭輸送向け専用船「ぴりかもしり丸」が竣工したと発表した。北電初の石炭専用船として1984年に竣工した初代「札幌丸」、2002年に竣工した現役石炭輸送船の2代目「新札幌丸」に続く3代目の専用船で、船名にはアイヌ語が用いられた。

竣工後は、苫小牧港を母港として主に豪州、インドネシアなどから同社苫東厚真火力発電所向けの石炭輸送に従事する。

本船にはエンジンの排熱を利用することでエネルギーを再利用する先進技術「舶用バイナリー発電システム」を搭載し、発電した電力を船舶の補助電源などに活用して使用燃料を削減することで、2%の二酸化炭素(CO2)排出量削減が見込まれるという。

■本船概要
全長:234.99メートル
全幅:430メートル
型深さ:18.4メートル
載貨重量トン:8万9372トン
造船所:大島造船所
船籍:日本