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シーネットのWMS導入拠点が拡大、1年で16%増

2018年8月2日 (木)

▲2017年度「業種別センター数構成比率」(以下グラフ:シーネット第27期顧客分析 2018年3月末時点より)

サービス・商品WMS開発を手がけるシーネット(千葉県船橋市)は2日、2017年度中に同社製システム導入センター数が500を超え、年度末(18年3月末)時点で536センターに達したことを明らかにした。

前年の同じ時期には460センター程度だったが、クラウドタイプのWMSを中心にEC向け物流センターなどの需要を取り込み、1年で80センター近く、率にして16%ほど増やしたことになる。民間研究機関の調査でも、同社のWMSはこれまで6年連続でWMSパッケージシェアトップ(出荷額)を守り、市場全体の18.4%を占めている。

利用者の内訳を見ると、最も多いのはコンビニエンスストアなどを含むサービス業で全体の49%を占めたが、前年度からは3.3ポイント落としており、その分、運輸・倉庫が1.6P増の28%、前年度は「機械・重工業」と「電気・電子」として分けて集計していた製造業がシェア倍増の5%、金融が0.8P増の1%――などと伸びた。

▲規模別センター数構成比率

規模別では、依然として年商500億円以上の大手企業が過半(51%)を占めているものの、前年度からは6.3Pのシェアダウンとなっている。代わって中小規模の企業による導入が広がった。同社では「新規市場の開拓が進んだ形」だと説明している。