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ドバイの大手家具メーカーがインフォアのWMS採用

2018年8月27日 (月)

サービス・商品インフォアジャパンは24日、ドバイの大手家具・日用品メーカーであるDanube Home(ドナウホーム)社が、米インフォアの倉庫管理システム(WMS)を含むサプライチェーン実行系ソリューション「Infor SCE」とオペレーティングサービスプラットフォーム「Infor OS」を採用した、と発表した。

ドナウホーム社は、ドバイで最大規模の製造・小売企業で、住宅や庭園家具・装飾品、備え付け家具、ホームウェア、シャンデリア、電化製品や周辺機器、陶磁器などの幅広い日用品を販売している。

今回、サプライチェーンの強化を図るためにInfor SCEを採用し、サプライチェーンの効率化とスループットの改善、業務サービスレベルの向上、コスト削減、顧客と従業員の可視化を実現している。

ドナウホームは、「2019年は1年をかけて、インドからアラビア湾周辺にかけて事業を拡大する予定でそのために最適なパートナーを選択する必要があった」と話す。

インフォアは、ドナウホームの事業拡大計画が迅速に推進されるようサポート。Infor SCEとInfor OSは、アラブ首長国連邦では8月に本稼働を予定しており、その後インド、クウェート、バーレイン、オマーンへ展開する。

今回のプロジェクトでドナウホームは、Infor SCEとともに、高度なBI(ビジネスインテリジェンス)機能と文書管理、プロセス統合機能を持つInfor OSを実装する。Infor OSには、高度なミドルウェアプラットフォームであるInfor IONだけでなく、社内コラボレーションやビジネスプロセスの改善、コンテキストに応じて分析する機能がが含まれている。

ドナウホームは「社内のすべての重要なデータを一か所に集め、戦略的計画と最適化された販売ネットワークを統合することを必要としていた」として、今後はInfor SCEによりすべての支社から収集した情報を分析し、在庫や保管スペース、労働力といった企業の資産稼働率をネットワーク全体で改善することを目指す。現時点では自社開発した倉庫管理システムを使用しているが、今回のプロジェクトを機にインフォアのInfor SCEの倉庫管理システムへ移行する。