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サウジ・包装材メーカーが米インフォアのERP採用

2018年4月9日 (月)

サービス・商品インフォアジャパンは9日、サウジアラビアから中東を中心に教育や出版、紙・包装材の製造やサービスを展開するObeikan Investment Group(OIG)が、ビジネス全体の効率性と生産性を大幅改善するため、米インフォアの業界特化型のERPとサプライチェーンソリューションを採用したと発表した。

今回採用されたのは、インフォアの大規模製造業向けERPソリューション「Infor LN」、サプライヤ関係管理(SRM)ソリューションである「Infor Supplier Exchange」、サプライチェーン計画管理ソリューション「Infor Supply Chain Planning」、GRC(ガバナンス・リスクとコンプライアンス)の統制要件に対応する「Infor Risk & Compliance」、インテリジェントで接続性の高いプラットフォームを実現するオペレーション基盤である「Infor OS(旧Infor Xi)」の5製品。

OIGは、業界特化型ソリューションを提供するインフォアと協力して、デジタルトランスフォーメーションの展開を進めている。

OIGは、サウジアラビアをベースに中東、アフリカ、トルコに事業展開し、教育、出版、印刷・包装材を中心としたサービスを提供しており、そのなかでサプライヤとの購買活動、業績管理、請求情報の双方向でのコラボレーションを効率化できる最先端のソリューションを求めていた。

同社グループは、すでにInfor LNの稼働を開始し、業務の効率性と生産性の向上、ビジネスプロセスのシームレスな可視化、ベストプラクティスの推進と多様なコミュニケーションチャネルの円滑化などの成果をあげているという。Infor LNは、同社グループの主要な市場のサプライチェーン全体で、業務プロセスの精度向上と可視化を実現した。また、OIGは今年中には、Infor Supplier ExchangeとSupply Chain Planningの利用も開始する。

Infor Supplier Exchangeは、変化し続ける顧客要件にすばやく対応し、業務の効率性を高め、OIGのエコシステム全体にわたってサプライチェーンコストを低減させる。入荷や入庫の可視化、発送からオンサイトでの受け入れまでのトラッキングの実現などが可能になる。

Infor Supply Chain Planning は、OIGのサプライチェーンがどのように動き、どのような継続的改善が見込めるかについて評価するためのリアルタイムな情報を提供する。将来的には、特定の市場に対するルールにもとづいて、余剰在庫をネットワーク内の他の地域へ再配分することが可能になる。これにより、流通ネットワーク上に余剰在庫があるときに、サプライヤへ発注し過ぎることを防ぐ。