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OSPアドバンス、工場内運搬作業効率化にキャリロ

2018年8月30日 (木)

調査・データZMP(東京都文京区)は30日、同社が販売する物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)が、印刷物の製品検査、仕上げ、梱包業務を行うOSPアドバンス(大阪市天王寺区)の工場に導入されたと発表した。ZMPウェブサイトに事例を公開した。

OSPアドバンスはOSPグループでシール・ラベル製品の最終加工を行う会社として1994年11月16日に設立した。大阪、福岡、栃木と3事業所で展開しているが、どの事業所でも人員不足が課題となっていおり、人材確保・定着率向上と、作業の効率化・省人化・自動化を進める必要があり、課題解決方法を模索していた。

他社製無人搬送車(AGV)も検討する中、「大型のAGVでは作業スペースを圧迫してしまい、むしろ作業効率の低下が考えられる。一定の台数以上を購入しないと効果がでにくい。レイアウト変更による作業ルート変更の際に柔軟な対応ができるようにしたい」といった課題があり、これらの解決のためキャリロ導入を決めた。

同社によると、「コストパフォーマンスに優れている」「バージョンアップにて自律移動にも対応」「安全面が優れている(エリアセンサー、4段階の速度調整機能)」「作業用途に応じて様々なモードが選択可能」「8時間の連続稼動が可能」といった点が選定の決め手となった。

キャリロ導入から半年が経過した現在は、「全3か所の作業現場でキャリロ2台あたり2人の削減を目標に現在社内運用ルールや作業ルートを検討し、10月の本格稼動に向けて活用を検証していく」としている。

今後の展開については「運搬作業、仕上工程から物流工程への製品運搬等を予定しており、自律移動モデルの導入も視野に入れ検討している」という。

■OSPアドバンスのキャリロ導入事例紹介ページ
https://www.zmp.co.jp/carriro/detail_osp