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シーネットCS、IoT活用したカゴ車位置管理システム

2018年9月6日 (木)

サービス・商品シーネットコネクトサービス(千葉県船橋市)は6日、GPSとIoT向け通信LPWA技術「Sigfox」(シグフォックス)を活用した資産管理システムを開発したと発表した。物流業務向け第1弾として、カゴ車位置管理システム「カゴ車locaTor」(ロケータ)を製品化した。

カゴ車位置管理システムは、カゴ車にIoT端末を設置し、Sigfox回線を通じ位置情報をサーバーへ自動送信、紛失や滞留を自動で知らせる物流向けIoTシステム。

カゴ車の位置を把握することで、本来あるべきではない場所にあること(紛失・盗難)や、一定期間内で返却されるべきカゴ車が、長期間ある場所に留まっていること(滞留)が分かる。紛失先へどのような経緯で運ばれたのかを追求したり、滞留店舗の運用体制の見直しを行ったりすることができるほか、カゴ車の紛失や盗難、滞留率を下げるための実態把握を行うことが可能となっている。

スーパーマーケットを展開する富士シティオ(横浜市中区)とカスミ(茨城県つくば市)で実証実験を行い、Sigfoxの通信状況やGPS測位状況などを確認した結果、「実際の現場での利用に有効であることを確認した」としている。

同システムの提供により、従来のICタグでは難しかった移動先が不確定なカゴ車の位置管理が容易にできるようになる。また、今後のロードマップとしてカゴ車の稼動データを蓄積し、AI分析することで紛失など異常の発生を予測し、管理者に警告する機能の実装も進める。

■「カゴ車locaTor」の詳細
https://www.cnet-technology.com/products/kagosha-locator/?nr