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帝人ファイバー・旭化成せんい、学校体操服の循環型リサイクルを展開

2010年4月27日 (火)

環境・CSR帝人ファイバーと旭化成せんいは、学校体操服のリサイクルに取り組む「体操服!いってらっしゃい、おかえりなさい」プロジェクトを開始した。

 

京都市の小・中学校とポリエステル繊維の循環型リサイクルシステム「エコサークル」を活用した学校体操服のリサイクルに取り組むもので、プロジェクトに賛同した学校は、帝人ファイバーか旭化成せんいのリサイクル可能なポリエステル繊維を使用した体操服を採用し、使用後に不要となった体操服の回収を行う。

 

エコサークルは、帝人ファイバーが開発したポリエステルのケミカルリサイクル技術を核とした循環型リサイクルシステム。賛同する国内外アパレルメーカーやスポーツメーカー、130社以上と共同で、商品の開発・回収・リサイクルを進めている。

 

回収された体操服は、帝人ファイバー松山事業所内のケミカルリサイクル工場に運搬され、石油から製造するものと同等の品質のポリエステル繊維に再生。体操服の回収の際には、教諭が生徒から体操服を直接手渡してもらうことにし、コミュニケーションにより生徒の環境意識を育むことも提案している。

 

第一弾として、プロジェクトに賛同した京都市立御所南小学校が「エコサークル」によりリサイクル可能なポリエステル繊維を使用した体操服を、4月に入学した新1年生195人の体操服として採用し、リサイクルに取り組むことが決まった。