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帝人ファイバー、京都市と共同で体操服リサイクル

2012年7月11日 (水)

話題帝人ファイバー(大阪市中央区)と旭化成せんい(大阪市北区)は10日、京都市と共同で市立の学校を対象とした学校体操服のリサイクルの取り組みを開始した、と発表した。

 

両社が取り組む学校体操服のリサイクル「体操服!いってらっしゃい、おかえりなさいプロジェクト」の趣旨に賛同する京都市立の学校が取り組みに参画し、京都市が支援することで、児童・生徒への環境教育の充実を図る。

 

今回の取り組みは、自治体と共同で学校体操服のリサイクルを行う初めての事例で、帝人ファイバーと旭化成せんいは、自治体参画型のモデルとしてほかの自治体にも提案し、全国へ拡大を図る。

 

「体操服!いってらっしゃい、おかえりなさいプロジェクト」は、帝人ファイバーが展開するポリエステル繊維の循環型リサイクルシステム「エコサークル」を活用した学校体操服のリサイクルの取り組み。プロジェクトに賛同した学校は、帝人ファイバーか旭化成せんいのリサイクル可能なポリエステル繊維を使用した体操服を採用し、使用後に不要となった体操服の回収を行う。

 

回収された体操服は、帝人ファイバー松山事業所のケミカルリサイクル工場に運搬され、石油から製造するものと同等品質のポリエステル繊維に再生される。また、児童・生徒の環境意識を育むため、体操服を回収する際には、生徒が直接先生に体操服を手渡すことを提案している。