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重要物流道路9月30日開始、特車許可不要ルート拡大

2018年9月25日 (火)

拠点・施設政府は25日、重要物流道路の創設などを定めた改正道路法を9月30日に施行すると閣議決定した。高さが4.1メートルある海上コンテナ(背高コンテナ)車両は過去5年で1.5倍に増えており、同制度の創設によってこれらの車両の通行を円滑化することで、物流生産性の阻害要因を取り除く。

重要物流道路は「平常時・災害時を問わず安定的な輸送を確保する」ため、国土交通大臣が物流上重要な道路輸送網を指定して機能強化と重点支援の対象とする道路。

平常時は車高4.1メートルの背高コンテナ車両が特殊車両通行許可を取得せずに通行できる道路が増えるほか、災害時に自治体に代わって国が道路啓開を行える範囲を広げる。

これらの措置により、運送事業者、行政ともに特殊車両通行許可関係の手続きを減らすことが可能になるとみられる。国土交通省によると、2016年に行われた背高コンテナ車両の特殊車両通行許可手続きは30万台だったが、今回の措置の浸透などによって10年後には半減を目指す。

(出所:国土交通省)