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国交省「歓迎したい」

国際LNGバンカリング協力体制にエジプトが加入

2018年10月3日 (水)

ロジスティクス国土交通省は3日、船舶へLNG(液化天然ガス)燃料を供給する「LNGバンカリング」を促進する国際的な港湾間協力に関する覚書に、スエズ運河経済特区庁(エジプト)が加わることになったと発表した。

国交省では、これによってLNGバンカリング拠点の国際的なネットワーク構築に向けた協力体制が強化される、と期待している。

2020年に開始される船舶の排出ガス規制に伴い、LNGを燃料とする船舶の導入に向けた動きが進む中、日本が世界最大のLNG輸入国となっている事情もあって、国交省は「LNG燃料船の普及促進のためには、LNGバンカリング拠点のネットワークを多国間で構築することが重要」だとして、拠点形成の促進を主導している。

今回のスエズ運河経済特区庁の加入により、港湾間協力の枠組みへの参加国は11か国12機関へと拡大。

国交省では「LNGバンカリング拠点の国際的なネットワーク拡大の重要性が増しており、こうした中でのスエズ運河経済特区庁の参加を心から歓迎したい。特にスエズ運河は、ヨーロッパとアジアを結ぶ世界で最も利用される海上輸送ルートの一つであり、LNG燃料船の普及促進に向けても重要な役割を果たしてくれるものと確信している」としている。