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JR貨物、山陽線不通区間で代替輸送開始

2018年10月4日 (木)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は4日、山陽線で普通となっている区間の代替輸送について、トラックによる代行輸送と貨物列車のう回運転を行う、と発表した。

9月30日に上陸した台風24号の影響で、山陽線光駅・下松駅間で土砂流入が発生し、貨物列車は現在も柳井・下松駅間で運転を見合わせており、運転再開まで「(不通になってから)少なくとも一週間以上を要する見込み」だ。

このため、同社は岩国駅・新南陽駅間の72.9キロで貨物列車の運転を休止しており、これに変わる輸送手段としてトラック代行輸送と貨物列車のう回運転を行うこととした。

(以下画像の出所:日本貨物鉄道)

トラックによる代行輸送は、広島貨物ターミナル駅・北九州貨物ターミナル駅間(片道コンテナ最大40個)、広島貨物ターミナル駅・福岡貨物ターミナル駅間(40個)で2日から、広島貨物ターミナル駅・新南陽駅間(20個)で3日からすでに開始している。

このほか、名古屋貨物ターミナル駅・福岡貨物ターミナル駅間を走行する列車については、ルートをう回して運転する。う回ルートは「岡山貨物ターミナル駅-倉敷駅-伯耆大山駅-米子駅-益田駅-新山口駅-幡生操車場」で、名古屋貨物ターミナル駅を5日発車する下り列車と、福岡貨物ターミナル駅を6日発車する列車から開始する。

う回列車は機関車1両、貨車6両か7両の7-8両編成とし、5トンコンテナ30-35個を積載する。

今回の土砂流入による運転中止区間の一日当り輸送量は2万3592トンで、全社輸送量8万6814トンの27%に相当する。