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テックファーム、ルート配送業務をスマホで可視化

2018年10月10日 (水)

サービス・商品テックファーム(東京都新宿区)は10日、ルート配送業務をスマートフォンで可視化するサービスを開発し、11月から提供を開始すると発表した。第一弾として、大田市場の青果仲卸を手がける大治(大田区)に導入する。

ルート配送業務では、積荷の中身や数に誤りがないかを紙の伝票と照らし合わせて確認することが一般的だが、取り扱う商品が多様化したことで配送ミスの起きやすい環境となっていた。そこで、配送情報をスマホに集約し、一つひとつの作業をチェックリスト化。これにより確認が徹底され、ミスの発生を防止する。

また、それぞれの配送先からの納品に対する細かな要求にも応える必要性が高まっていることを受け、こうした情報もアプリに登録することによって、すべての配送担当者が知識を共有でき、配送クオリティの均一化に貢献する。さらに、配送に利用したコンテナの数や車両の庫内温度を記録することで、需要が高まっているコンテナ管理の効率化や積荷の品質保証を可能にする。

作業の進行状況は、本部の管理画面でステータスごとに色分けされ、「誰がどんなルートで配送を行っているか」が可視化されるため、追加配送など急な対応が必要な時もすばやく適切な指示を出すことが可能となる。電話で行われがちな指示出しは、アプリのプッシュ通知によって文字にすることでより正確な伝達を実現する。

サービスは、テックファームの提供するフィールドスタッフ向けタスク管理システム「Q-GO!」(キューゴー)を、ルート配送業者向けに最適化したもの。11月から年間利用料68万円(基本機能の場合)で提供を開始する。