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物流系ITベンチャーと突っ張り棒メーカーが共同企画

オートロックマンション向け置き配バッグを開発

2018年10月24日 (水)
空白

荷主物流系ITベンチャーのYper(イーパー、東京都渋谷区)は24日、平安伸銅工業(大阪市西区)とオートロックマンション向けの簡易宅配ボックスシステムを共同企画し、10月22日から都内のマンションで試験利用を開始した、と発表した。

イーパーが開発中の配送員向けオートロック解錠システム、置き配バッグ「OKIPPA」(オキッパ)と、平安伸銅工業のヒット商品である突っ張り棒に特殊な改修を施した簡易スタンドを組み合わせ、これまで宅配ボックスが設置できなかった場所で手軽に宅配ボックス機能を備えられるようにする。

突っ張り棒は伸縮するため、空きスペースの大きさに対応して設置が可能で、横棒には専用のOKIPPAバッグが吊り下げてある。オートロックの内側でも、支柱へ固定するリール式の専用ロックとバッグのファスナーを閉じる南京錠が付属し、盗難防止機能も備える。OKIPPAバッグには取っ手が付いているため、帰宅時にそのままバッグごと部屋へ持っていくことができる。

試験は12月末まで2か月間かけて行い、結果を踏まえて製品化の準備を進める。中・大規模マンション向けにスマートロックとの連携も強化し、対応可能な物件を増やす。