ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

いすゞ、小型トラック「エルフ」に先進安全装置搭載

2018年10月29日 (月)

サービス・商品いすゞ自動車は29日、小型トラック「エルフ」に、先進安全装置であるステレオカメラを搭載するなどの改良をし、同日から販売開始すると発表した。

新型エルフには、プリクラッシュブレーキをはじめとした先進安全装置を標準装備。また、通信端末を標準搭載することによりコネクテッド化し、車両コンディションの遠隔把握やデータを活用した高度純正整備「PREISM」(プレイズム)の実施が可能となる。

▲ステレオカメラ

新たに標準装備となった先進安全装置として、小型トラックの事故分析結果に基づき、車両のみならず歩行者や自転車の検知に優れるステレオカメラを採用した。これにより、昼夜を問わず車両・歩行者・自転車といった障害物を立体的に検知し、万が一衝突の恐れがあると判断した場合には警報・制動装置を作動させ、衝突被害の軽減や衝突回避を支援する。

具体的には、カメラで車両前方の危険を検知、衝突の恐れがあると判断すると、車間距離警報を作動させ、まずはドライバー自身によるフットブレーキ操作を促す。その後、場面がさらに危険な状況に進行した場合にはプリクラッシュブレーキを作動させ、衝突被害の軽減または衝突回避をサポートする。この「予防安全」の考え方で早めの危険回避をサポートし、ドライバーだけでなく積荷にも配慮している。

また、通信端末を全車標準搭載したことにより、車両心臓部のコンディションを、インターネットを介して顧客自身で把握できるようになった。同時に、いすゞも詳細データを把握している。これにより、すでに2015年より大型トラック「ギガ」で展開を始めたプレイズムがエルフでも実施可能となる。

プレイズムは、車両コンディションデータの活用により「未然に防ぐ・すぐ直す」をコンセプトとした高度純正整備で、休車時間の短縮に貢献するサービス。また、いすゞのキャプティブファイナンス会社であるいすゞリーシングサービスとのメンテナンス契約により、いすゞが責任を持ってプレイズムを実施する「PREISMコントラクト」の提供も開始した。

目標販売台数はエルフ全体で年間4万4000台で、東京地区希望小売価格は666万6840円(税込)。