財務・人事山九が10月31日発表した2019年3月期中間(4-9月)決算は、物流事業・機工事業ともに好調に推移し、営業利益が31%増加した。
物流事業のうち、港湾事業は新規航路を含む主要船社のコンテナ取扱量が引き続き好調に推移し、国際物流事業では、海外でのプロジェクト輸送の一服感はあるものの、前期に比べ全体では取扱量を堅持しており、増収増益となった。3PL事業では、燃料費の高騰や豪雨などの災害による影響はあるものの、店舗向け配送作業が引き続き堅調に推移し、消費財や化成品の取扱量も増加したことから増収増益。
海外では、一部顧客構内作業の内製化があったが、中東での新規構内操業が順調に推移し、物流事業全体でも増収増益だった。物流事業の売上高は1422億9000万円と7%の増収、セグメント利益は46億5700万円と20.7%の増益となった。
機工事業は、設備工事関連では国内での大型設備解体工事は一段落したが、構内を中心とする設備増強工事は引き続き好調に推移。保全作業では今年度は石油・石化構内設備の大型定期修理工事がメジャー年であり、前期マイナー年との同期で比較した工事量の増加に加え、追加・解体工事などの獲得による拡大が進んだ。
海外では、一部工事の工期調整などはあったものの、機工事業全体では増収増益となった。機工事業の売上高は1314億5300万円と13.7%の増収、セグメント利益は141億3300万円で34.9%の増益。
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 286,060 | 10.3% | |
営業利益 | 19,622 | 31.0% | 6.9% |
経常利益 | 19,599 | 29.8% | 6.9% |
四半期純利益 | 13,257 | 34.7% | 4.6% |