ロジスティクス山九が10日発表した2019年3月期連結決算は、物流事業部門が堅調に推移し、機工事業部門も新規案件の獲得が国内外で進んだことから売上高が前期比7.6%増の5272億円、営業利益が24.3%増の392億円と、増収増益となった。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)19/3/通期 | 19/3/3Q | 19/3/中間 | 19/3/1Q | |
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売上高 | 572,516 [7.6%] | 427,671 [8.5%] | 286,060 [10.2%] | 141,744 [11.2%] |
営業利益 | 39,247 [24.3%] | 29,632 [26.1%] | 19,622 [31%] | 10,322 [42.7%] |
最終利益 | 27,470 [41.5%] | 20,683 [30.9%] | 13,257 [34.6%] | 6,825 [31.8%] |
売上高営業利益率 | 6.9% | 6.9% | 6.9% | 7.3% |
物流事業部門では、港湾事業で新規航路を含む主要船社のコンテナ取り扱い量が好調に推移。臨港地区の倉庫作業にもつながった。国際物流事業は海外のプロジェクト輸送や自動車部品物流が堅調で、海外向けの設備輸出作業も増加。
3PL事業は店舗向け配送作業に加え、消費材や化成品の取り扱いが増えた。構内事業も東南アジアで作業量が増加し、中東の新規構内操業などが順調に収益を拡大した。部門収益は5.4%の増収、5.4%の増益と堅調に推移した。
今期は売上高5650億円(前期比1.8%減)、営業利益350億円(10.8%減)、最終利益240億円(12.6%減)を見込む。