サービス・商品ZMP(東京都文京区)は5日、物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)のカゴ台車けん引オプションセットの販売を開始したと発表した。
9月に受注を開始したスリムカート用のワンタッチけん引アタッチメントに続き、カゴ台車用ワンタッチアタッチメントを発売する。ワンタッチけん引アタッチメントは従来のようにキャリロ側と台車側で分かれているのではなく、キャリロ側だけに設置されており、通常はけん引部に収納され、けん引時にはけん引部を台車側に引っ掛ける構造となっている。これによりアタッチメントの着脱が従来よりも容易になり、着脱に要する時間が削減される。
また、四輪自在のカゴ台車を使用している顧客の中には、牽引使用時にカーブで左右に振れてしまい、走行が安定しないことがあり、けん引でのキャリロの使用が難しいといったケースもあった。
こうした課題を受け、今回、日本ファイリングと共同でカゴ台車の後輪を固定するアタッチメントの開発を行った。後輪を固定するアタッチメントを用いることで、カーブ時の左右の振られがなくなり安定した走行を実現した。
これらのカゴ台車用けん引オプションセットは、ワンタッチけん引アタッチメント(カゴ台車仕様)と後輪固定アタッチメントをセットとして11万円(税別)で11月から出荷を開始する。