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日ASEAN交通大臣会合、「モバイル活用」の追加を承認

2018年11月13日 (火)

国際国土交通省は13日、タイ・バンコクで9日に開催された日ASEAN交通大臣会合で、日本とASEANの交通分野における包括的な協力の枠組み「日ASEAN交通連携」の下で進められる新たなワークプランが承認され、ASEAN各国が従来からの26プロジェクトの進展を歓迎するとともに、新たに「道路交通安全」と「モバイル・ビッグデータの活用」という2つのイニシアティブを追加することを確認した、と発表した。

参加したASEAN各国の交通担当大臣らは、2013年12月の大臣会合で採択した「パクセー・アクションプラン」の下で行われた日ASEAN交通連携ワークプランとして、26のプロジェクトが着実に進展したことを歓迎。活動の成果として、「日ASEANグリーン物流優良事例集」「日ASEANコールドチェーン物流ガイドライン」「ASEAN国際幹線道路向け道路舗装技術資料」「航空保安のための日ASEAN地域行動計画(RRMAS)」を承認した。

また、「日ASEAN交通連携ワークプラン2018-2019」に、新規イニシアティブとなる「道路交通安全」「モバイル・ビッグデータの活用」を含むことを確認したほか、パクセー・アクションプランを構成する「交通円滑化」「交通インフラ」「質の高い、持続可能な交通」「人材育成」の4つの柱を存続させつつ、「日ASEAN港湾開発調査プロジェクト」と「ASEANメガフロート普及推進プロジェクト」は「当初の目的を達成した」として、終了することを確認した。

次回(第17回)の日ASEAN交通大臣会合は、19年にベトナムで開催される。