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商船三井、タイ現地法人設立50年に

2018年11月15日 (木)

ロジスティクス商船三井は15日、タイ・バンコクで13日に、タイ現地法人「泰国商船三井」の設立50週年記念パーティーを開催したと発表した。

ことしは泰国商船三井設立から50周年、商船三井の前身「大阪商船」がタイ発着の定期航路を開設してから100周年という節目の年で、パーティーにはタイのアーコム運輸相、佐渡島志郎駐タイ大使、同社取引先を中心に合計500人が出席した。

▲パーティーでゲストを歓迎するホスト一同

あいさつに立った商船三井の池田潤一郎社長は、「商船三井の数ある海外拠点の中でもタイは特に歴史のある拠点ということ、タイはASEANのリーダーとして確固たる地位を築いていること、今後も政府の各種経済政策により、益々成長しASEANの中心としてのタイの重要性は増していくと確信している」と述べた。

アーコム運輸相は祝辞の中で「商船三井グループはロジスティックス事業を通じてタイの国際的な競争力強化に貢献してきた。商船三井の歴史の根底にある挑戦の精神をもってすれば今後も安定的な成長は間違いない」と語り、佐渡島志郎駐タイ大使は「商船三井は間違いなくタイにおけるロジスティックスの先駆者。この50年の間に通関、陸送、倉庫など業容を拡大し、タイへの貢献は大きい」と話した。

商船三井は、日本製品の東南アジアへの輸出が増加しはじめた1918年、タイ発着の定期航路を開設した。それから50年、同地域の経済開発の進展に伴うバンコク港経由のプラント貨物等の増加を受け、その内陸輸送に対応するために1968年に泰国商船三井を設立。さらに50年、タイは地域の物流中心地としての役割を担っている。18年現在、タイにある商船三井のグループ会社は泰国商船三井をはじめ11社に上る。海運代理店業の枠に留まらず、タイならではの特徴ある物流を担う事業を展開している。