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常石造船、28日に8万トン級ばら積船進水式一般公開

2018年11月22日 (木)

荷主常石造船(広島県福山市)は28日、常石工場の第一船台で行う8万トン級ばら積み貨物船の進水式を一般公開する。

進水する船は、同社が開発したカムサマックス・バルクキャリアで、同社「TESSシリーズ」に並ぶ主力商品の一つ。カムサマックスという呼称は、酸化アルミニウムを主成分とする鉱石「ボーキサイト」の主要積出港である、アフリカ西岸ギニアのカムサ港に入港可能な最大船長を持つことから命名した。

7つの貨物倉を有しており、各貨物倉の倉口にはサイドローリングタイプのハッチカバーを装備している。倉口サイズを極力大きくすることにより、荷役効率向上を図っている。

貨物は穀類、石炭、鉄鉱石が積載可能で、鉄鉱石のような高比重貨物は1、3、5、7カーゴホールドに隔倉毎に積載可能となっている。船尾に省エネの取り付けや電子制御エンジンの採用による燃料消費量の低減、燃料タンクのダブルハル化、バラスト水処理装置の搭載など環境への配慮を図っている。

進水式は12時50分から13時5分まで開かれる。

■進水する船の概要
全長×船幅×深さ:229メートル×32.26メートル×20メートル
載貨重量トン数:8万1600トン
総トン数:4万3400トン
主機:MAN-B&W 6S60ME-C8.2
航海速力:14.5knots
船種:ばら積み貨物船

■進水式の見学に関する問い合わせ先
常石造船
総務部
総務グループ
TEL:084-987-1101