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常石造船、8万トン級ばら積み船進水式一般公開

2019年6月20日 (木)

イベント常石造船(広島県福山市)は7月3日9時10分から、常石工場の第一船台で行う8万トン級ばら積み貨物船の進水式を一般公開する。

▲進水式のイメージ

同工場では2か月ごとに進水式を一般公開しており、今回はアフリカ西岸ギニアのボーキサイト主要積出港であるカムサ港に入港可能な最大船長を持つことから命名された「カムサマックス・バルクキャリア」(載貨重量トン数8万1600トン型ばら積み貨物船)を公開する。

この船型は7つの貨物倉の倉口にサイドローリングタイプのハッチカバーを装備していて、倉口サイズをできる限り大きくすることで荷役効率を高める。

貨物は穀類、石炭、鉄鉱石の積載に対応し、鉄鉱石のような高比重貨物は第1、3、5、7カーゴホールドの隔倉ごとに積み込める。船尾に省エネ装置「MT-FAST」を取り付けたり、電子制御エンジンを採用したりといった取り組みで燃料消費量を減らすとともに、燃料タンクの構造を二重にし、バラスト水処理装置も搭載する。

進水式の所要時間は9時10分から30分までの20分程度。

進水する船の概要
全長:229メートル
船幅:32.26メートル
深さ:20メートル
載貨重量トン数:8万1600トン
総トン数:4万3400トン
主機:MAN-B&W 6S60ME-C8.2
航海速力:14.5ノット
船種:ばら積み貨物船

■進水式見学に関する問い合わせ先
常石造船総務部総務グループ
TEL:084-987-1101