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常石造船、17日に8万トン級バルク進水式をライブ中継

2017年11月2日 (木)

荷主常石造船は2日、常石工場(広島県福山市)で17日に行う8万トン級バルクキャリアの進水式を、同日8時30分からインターネットでライブ中継すると発表した。

進水する船は、同社が開発したカムサマックス・バルクキャリアで、TESSシリーズに並ぶ主力商品の一つ。カムサマックスという呼称はボーキサイトの主要積出港であるアフリカ西岸ギニアのカムサ港に入港可能な最大船長を持っていることから命名した。

7つの貨物倉を持ち、各貨物倉の倉口にはサイドローリングタイプのハッチカバーを装備している。倉口サイズを極力大きくすることにより荷役効率向上を図っている。貨物は穀類、石炭・鉄鉱石が積載可能であり、鉄鉱石のような高比重貨物はナンバー1、3、5、7カーゴホールドに隔倉毎に積載可能となっている。

船尾に省エネ装置であるMT-FASTを取り付けたほか、電子制御エンジン採用により燃料消費量を低減、燃料タンクをダブルハル、バラスト水処理装置の搭載など環境への配慮を図っている。

■進水式ライブ中継ページ
http://www.ustream.tv/channel/Tsuneishi

■進水する船の概要
全長×船幅×深さ:229メートル×32.26メートル×20メートル
載荷重量トン数:8万1600トン
総トン数:4万3400トン
主機関:MAN-B&W 6S60ME-C8.2
航海速力:14.5ノット
船種:バルクキャリア