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安川電機、入間市の次世代生産工場が本格稼働

2018年12月5日 (水)

拠点・施設安川電機は4日、モーションコントロール事業部入間事業所(埼玉県入間市)で、最新の次世代生産工場「安川ソリューションファクトリ」が本格稼働を開始した、と発表した。

新工場は、モーションコントロール事業の主力機種となっているACサーボドライブ「Σ-7シリーズ」を生産する旗艦工場で、生産や設備稼働の状況の視える化やAIを活用する「最新のIoT実証工場」となる。

同事業所の既存工場では、50年以上にわたってサーボモーター・サーボアンプ、コントローラの開発・生産を行い、自社製品を活用して自動化技術を培ってきた。新工場ではこれらの技術をベースに、生産現場のコンポーネントをつないてものづくりプロセスを統合し、「徹底した生産の自動化」を図る。

そこに自社開発のソフトウェアツール「YASKAWAコクピット」を活用し、制御とデータを組み合わせて稼働状況を可視化。収集されたビッグデータにAIを活用して分析し、フィードバックする仕組みを整えた。

これらの取り組みにより、生産スピードと効率が「従来の3倍」に高まるほか、リードタイムは6分の1に短縮するという。今後は立ち上げたデジタルデータマネージメントをほかの工場へ段階的に展開していく。