ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

豊田通商、中国に自動車用磨棒の生産拠点

2012年6月7日 (木)

荷主豊田通商は7日、山陽金属鋼業(大阪府八尾市)とともに、5月に中国・江蘇省常州市に自動車用磨棒鋼の製造・販売を行う生産拠点を設立した、と発表した。新合弁会社「山陽金属(常州)冷拉鋼有限公司」は、2013年初めの操業開始を目指し、近く工場の建設に着手する。

 

これまで自動車向け磨棒鋼は、日本からのノックダウン部品輸出が中心で、現地調達化は限定的な採用にとどまっていたが、現地調達化の環境が整い、日系各社で現地調達化に向けた活動が進んでいることから、工場を建設して現地調達比率の向上を図ることにした。

 

新会社は、中国で各種自動車向けを中心とした磨棒鋼製品を製造・販売。山陽金属鋼業の鉄鋼2次加工ノウハウを通じ、日系自動車部品メーカーの現調化に寄与する。また、豊田通商は自動車業界での鋼材安定供給機能を新会社に提供し、中国在日系ユーザーの現地調達化ニーズに対応する。