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JX日鉱日石、韓国SKグループとパラキシレン製造で合弁

2012年6月11日 (月)

拠点・施設JX日鉱日石エネルギーは8日、韓国SKグループとパラキシレン製造の合弁事業を開始する、と発表した。SKグローバルケミカルと韓国ウルサン広域市で、合弁会社「ウルサン・アロマティックス」を設立した。

 

ウルサン・アロマティックスの設立は、2011年8月5日に同社とSKグローバルケミカル社が合意した合弁契約に基づくもので、今後ウルサン・アロマティックスでは、SKグループウルサンコンプレックス内で世界最大級となる年産100万トンの生産能力を持つパラキシレン製造設備の建設に着手する。2014年5月には建設を完了し、試運転を経て同年8月から商業運転を開始する。

 

JX日鉱日石エネルギーは、供給能力拡大によりアジアでのパラキシレン外販のトップメーカーの地位を固め、日本国内の製油所から新設備にパラキシレン原料を供給することで、製油所の高付加価値化・石化工場化を進める。

 

総投資額は1兆ウォン(800億円)となる見込みで、同社は「SKグループとの業務提携を始めとした海外事業の拡大を通じ、将来に向けた強靭な経営基盤の確立に取り組む」としている。