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富士物流、マレーシアの物流センターが稼働

2012年6月12日 (火)
クリムロジスティクスセンターの外観

クリムロジスティクスセンターの外観

ロジスティクス富士物流は12日、マレーシア現地法人の富士物流マレーシア社が、同国北部の工業団地クリムハイテクパーク内で建設を進めていた新倉庫を竣工し、14日から「クリムロジスティクスセンター」として営業を開始する、と発表した。

 

新センターは、富士物流の親会社である三菱倉庫の協力を得て、同社の海外拠点で初めてとなる自社倉庫を建設したもの。

 

富士物流マレーシア社は輸出入業務や工場内物流などの物流サービスを提供してきたが、既存主要顧客の事業拡大に対応するとともに、成長が続く東南アジア地域でのグローバル物流サービス強化に向け、新センターを開設した。

 

マレーシア北部のペナン港・ペナン国際空港へのアクセスに優れ、タイ、ベトナムとシンガポールを結ぶ東南アジアの物流中継地としての立地を活かし、三菱倉庫と連携したグローバル物流サービスを提供する。

 

クリムハイテクパークは電子・精密機器などのメーカーの生産工場が集積しており、工場への部品・部材の多頻度供給や工場からの製品出荷拠点に適している。保税機能のほか、海上コンテナ対応の8基のドックレベラー、空調コンテナ用電源などの輸出入対応設備とともに、電子部品や精密機器などの保管にも対応可能な空調設備を備えた。

 

さらに、日本国内と海外拠点で使用する自社開発のWMS(倉庫管理システム)を導入することで、「日本と同レベルの物流品質と効率的な運用を実現する」としている。

 

■クリムロジスティクスセンターの概要
敷地面積:1万1896平方メートル(3604坪)
延床面積:8914平方メートル(2700坪)
構造:鉄筋コンクリート造(倉庫棟、一部2階建)、鉄筋コンクリート造(事務所棟、3階建)
営業開始:2012年6月14日