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東洋埠頭、運送費用かさみ3Q営業益6%減

2019年2月5日 (火)

ロジスティクス東洋埠頭が4日発表した2018年4-12月期(19年3月期第3四半期)決算は、国内物流部門で石油化学品や輸入成果物などの輸入取扱業務が増えたこと、トラック運送の荷動きが活発だったことなどで2.6%の増収につなげたものの、人手不足に伴う作業費用や運送費用の増加が収益を圧迫し、営業利益は6%の減益となった。

■2019年3月期第3四半期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
25,826
2.6%
営業利益
1,364
△6%
5.2%
経常利益
1,538
△4.8%
5.9%
四半期純利益
996
△8.3%
3.8%

国内総合物流事業セグメントは売上高237億4200万円(2.3%増)、セグメント利益12億8000万円(7.3%減益)。人手不足に伴う作業費・運送費の増加に加え、「環境に配慮した施設」の更新、設備増強による減価償却費の増加が重かった。

倉庫業は石油化学品、輸入青果物などの取り扱いが増加し、入出庫数量が278万トン(3万トン増)、平均保管残高も29万トン(2万トン増)となった。港湾運送業は川崎地区で石炭、残土、穀物類が減少し、370万トン(31万トン減)。コンテナ取扱量は、新規航路開設に伴い川崎港で取り扱いが増加え、志布志港でも伸びて18万3000TEU(1万8000TEU増)と好調に推移した。自動車運送業は貨物の荷動きが増加。埠頭施設収入は、ばら積み貨物の取り扱い減少に伴い減少した。

国際物流事業セグメントは売上高22億9400万円で3.8%の増収、セグメント利益は7600万円で19.3%の増益。ロシア国内の貨物取り扱いが増加した。

通期は売上高340億円(1.6%増)、営業利益18億円(1.5%増)、最終利益12億5000万円(30.3%増)を見込む。